2014年07月13日

形容詞の訳しかた – all/every/eachなど –

さて、今回は形容詞の訳し方について考えていきたいと思います。
形容詞の中でも、特に頻度の高い形容詞のall/every/eachなどの例をみていきます。
では、以下の例文でみていきます。
I spent all my salary on the lottery.

今回は、ちょっとかわいそうな例文ですね。
ちなみに、lotteryは「宝くじ」という意味で訳してみてください。
すると以下のような訳になると思います。
「私は宝くじに全ての給料を費やした」

英文解釈としては、上記のような訳で問題ないと思います。
しかし、日本語として見ると少し手を加える余地がありそうです。
そこで、allに着目してみます。
構造としては、allは形容詞としてsalaryにかかっています。
上の訳文も英語の構造と同様に訳しています。
しかし、日本語の文章としてみるとどうもぴったり合わない表現です。
そこで、allを副詞に転換して訳してあげます。
すると、以下のような訳になります。
「私は宝くじに給料を全て費やした」

いかがでしょうか?
英語の構造のまま、形容詞として名詞を直接修飾するより、副詞として訳してあげたほうがより自然な日本語な感じになりました。
今回の表現はallに限らず、他の類似の表現でも活用できます。
I’ve read every book that I borrow from the library yesterday.
この表現も、普通に訳してしまうと「私は昨日図書館で借りた全ての本を読んだ」となってしまいます。
上記の例文は、every bookにthat以下の関係節がかかっているので余計に長くなってしまいます。
そこで副詞にして訳すと、「私が昨日図書館で借りた本を全て読んだ」となります。
やはり日本語としてもこちらの方が座りの良い表現だと思います。

他にeachなども同様です。
Each student has to do its homework.
(生徒は皆宿題をしなくてはいけない)
さて、今回のみたように、all/every/eachなどの形容詞は副詞として訳すという手法が有効だということを見てきました。
使われる機会はとても多いと思うので、是非活用してみてください。

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2014年07月11日

副詞の訳しかた – 文修飾の形にしてみる–

さて、今回は副詞の訳し方について考えていきたいと思います。
副詞の中でも注意しなくてはいけない用法で、文修飾の副詞について考えていきたいと思います。
まず、以下の例文でみていきます。
He naturally regretted your suggestion.

さて、今回も短い文章にしました。
個々の単語も難しくないと思いますが、どのように訳したら良いでしょうか。
恐らく戸惑う単語でいうと、naturallyかと思います。
この意味をはき違えてしまうと、以下のようにしてしまうかもしれません。
「彼があなたの提案を自然に後悔した」

日本語としてちょっと不自然ですね。
上の訳し方は動詞を修飾してnaturallyを訳しています。
しかし、実はこのnaturallyは文修飾の副詞なのです。
すると、意味は以下のようになります。
「あなたの提案に彼が後悔したのも当然です」

どうでしょうか?
動詞の直後に副詞が置いてあると、つい機械的に動詞を修飾していると思ってしまいます。
今回のように、明らかに意味が不自然になる場合は注意です。
副詞をいったん抜いて訳し、その後で文全体に意味がつながるように訳します。
つまり、it is natural that〜というような構文に置き換えてあげると分かりやすいです。

文修飾の副詞としては、他にも以下のような文章があります。
Unfortunately, he doesn’t come to the party today.
(残念ながら、彼は今日パーティーに来ません)
このように、文頭で最初に文修飾の副詞を訳してあげる例もあります。
では、以下の例ではどうでしょう。
He is obviously telling a lie.
この文章を「彼は明らかに嘘をついている」と訳しても問題は無さそうです。
しかし、「彼が嘘を付いているのは明らかだ」と訳してあげても違和感はありません。
こういった例では、どちらが正しいかという判断はつかないと思います。
従って、こういった別のアプローチで訳すことも出来るということを念頭に置けば良いと思います。

さて、今回のように副詞が用いられた場合に、文修飾の副詞として訳すという手法が時に有効だということを見てきました。
機会があれば是非活用してみてください。

posted by ことみ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 副詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月05日

形容詞の訳しかた – someの訳し方 –

さて、今回も形容詞の訳し方について考えていきたいと思います。
今回は形容詞のうち、someについて訳のコツを考えていきたいと思います。
まず、以下の例文でみていきます。
Some birds can’t fly.

今回はシンプルな文章にしてみました。
短くシンプルな故に、訳語を厳選しないと誤魔化しがききません。
では、まずは直訳にしてみます。
「いくつかの鳥は飛ぶことが出来ない」

学校英語ではこのような訳でも問題はないと思います。
しかし翻訳という観点で見たら、問題ありです。
なりより「いくつかの」という表現がいかにも翻訳くさくなってしまいます。
そこで、今回もやはりsomeの部分を述語的に訳す手法が有効です。
すると、以下のように訳文を工夫できます。
「飛べない鳥も中にはいる」

どうでしょうか?
can’t flyの部分をbirdsにかけてあげて、最後にsomeの訳を述語的に訳してあげます。
実際これぐらい短い文章なら、もっと思い切って「飛べない鳥もいる」くらいシンプルに訳しても良いと思います。
少なくとも直訳よりは自然な日本語になったように感じますね。

さて今回見てきたように、someを訳すときは「〜中にはいる「〜もいる」とsomeを補語にして叙述的に訳す方法が有効です。
この工夫は以下のように、otherで対比された場合、特に有効です。
Some men are rich, and others are poor.
(金持ちもいれば、貧乏な人もいる。)
この場合、「ある人達は金持ちで、別な人達は貧乏だ」と訳したら日本語としてぎこちなさ過ぎます。 同様に、sometimesを使う場合もこの手法は有効です。
Sometimes I come home from work too late.
(遅い時間に仕事から帰る時もあります。)
この文の場合、「時々遅い時間に仕事から帰ります。」としても構いませんが、sometimesを機械的に「時々」と訳す以外に、こういった手法を取り入れるのも良いと思います。
それほど難しくないので、是非試してみてください。

posted by ことみ at 23:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 形容詞 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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